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満員御礼♪ピアソラ没後20周年*記念トーク&ピアノ演奏会

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ARGENTINA アルゼンチン / JAPON 日本

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7/22(日)の「ピアソラ没後20周年*記念トーク&ピアノ演奏会」たくさんのご来場ありがとうございました。無事終了いたしました、のレポートです。

梅雨明け直後の蒸し暑い名古屋の宵、
・・・となるかと思いきや、まるで秋を思わせるような爽やかな夜でした。

パピータムシカ主催
「ピアソラ没後20周年*記念トーク&ピアノ演奏会」
@Jazz茶房靑猫


名古屋の常で、開催直前の一週間ほど前からバタバタと予約殺到となり、フタを開ければ当初予定よりご参加が増え当日は満員御礼。
かなりゆったりぜいたくに席をご用意したつもりでいましたが、最終的に詰めざるを得ず、一部窮屈だったり、見えにくいお席があったことをお詫びいたします。

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金沢からお越し頂いたゲスト・工藤文雄さんの人生をトーク形式で振り返って頂いたのですが、日常生活の中で育てているバラや自家製ジャムにもピアソラを聴かせるなど生活の中にピアソラが溶け込み日々リスペクトしているエピソードは多角的にピアソラを楽しむヒントを頂いた気がしました。

工藤さんのタンゴとピアソラとの馴れ初めは今回初めてここまで詳細にお聞かせ頂いたのですが、幼小時よりお花を習い10代からプロの道へというアーティスト人生の中に、物心ついた頃からお兄さまの影響でタンゴを日常的に耳にされていたそうで、タンゴとアルゼンチンへ傾倒したのも必然のようなお話でした。
その中で、まだ日本でも認知度がかなり低かったピアソラの音楽をたまたまラジオで耳にし衝撃を受けたのだそうです。
(当時通常のタンゴファンにとってはピアソラはかなり異端で未だに受け入れられないファンも居ることから考えると、実に先進的な感性を工藤さんもお持ちだったのかな?と想像)

そして時代は高度経済成長のまっただ中。
「大阪万博」開催の頃。万博、それはすなわち日本に居ながら貴重なアルゼンチン&タンゴとの接点が開ける場所だとひらめいた工藤さんは、当時携わっていたお花のお仕事を一端辞めて万博の期間限定なお仕事へと転職を決意されたのです。人生の節目節目にタンゴがあり、ピアソラがあったのですね。

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イベント当日は門外不出でいままで誰も触れた事のない、ピアソラ直筆による楽譜もご持参頂きました。
当方にとってもそんな貴重な品がよもや登場するとは思ってもないサプライズで、直筆を眺め触れる事が出来、感慨深かったです。
ピアソラ来日時のパフォーマンスや楽屋を訪れたエピソード、お墓参りに明け暮れたアルゼンチン滞在中のピアソラ息子ダニエルとのエピソードなど貴重な体験談を限られた時間でしたがたっぷりとお聞かせ頂きました。

もう一人のゲスト、タンゴ・ピアニストの青木菜穂子さんは現在オルケスタ・アウロラのリーダー他でご活躍ですが、彼女のタンゴ・ピアニストの道へ入るきっかけもピアソラ音楽との出逢いだったそうです。

そんな二人のピアソラ愛好家による演奏とトークによるピアソラ・イベント。
ちょっとマニアック過ぎるかな・・・?と思いつつ、ホストの西村が間をつないでピアソラ豆知識や情報を付け加えつつ進めていきました。
時間が予定よりオーバーしてしまい申し訳ございませんでしたが盛りだくさんで、靑猫さんの音響で聴くピアソラはまた一層格別、まるでそこで演奏されているかのような臨場感もご来場のお客様に大好評でした。

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ご参加の皆様、出演者の工藤さん、青木さん、貴重な場所を提供下さった靑猫オーナーの高橋様、ピアノ調律とイベントサポート下さった三ヶ田さん、そして多くのご協力下さった皆様にお礼を申し上げます。

パピータムシカ タニィ(谷本)

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