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「第24回 愛知サマーセミナー2012」に参加

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VENEZUELA ベネズエラ / PERU ペルー / BOLIVIA ボリビア / ARGENTINA アルゼンチン / Sunamerica 南米

第24回 愛知サマーセミナー2012
講座『南米からの贈り物』
(2012.7.16 愛知東邦大学B棟教室)


夏休み前2012年7月14日(土)、15日(日)、16日(祝)の3日間、
愛知東邦大学・高等学校で行われました「第24回 愛知サマーセミナー」
岐阜のDi Angelo古田さんのお声掛けで古田さん所属の南米フォルクローレのレパートリーを中心に歌い演奏するグループ「エル・スエニョ」さんのレクチャーコンサート(講座)『南米からの贈り物』にPaPiTaMuSiCa西村&谷本が南米音楽紹介で協力しました。
エル・スエニョのメンバーの皆さん→Facebook

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受講されたのは当日ランダムに集まった35名ほど。
西村が担当したのは各国音楽の地理・文化的背景と曲そのものについての解説です。
受講対象者が不特定多数なので、パワーポイントによる画像資料を映しながら、初めての方にもわかりやすい説明を心がけました。

(以下全ての画像はclickで拡大表示されます)


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画像を使って各国の地理・民族・音楽のレクチャー。
スタッフと分かるよう、アルゼンチンのサッカーTシャツを着てみました。

エル・スエニョ、その日は8名のメンバーでベネズエラ、ペルー、ボリビア、アルゼンチンの伝統曲歌と演奏で聞かせてくれました。
私たちはエル・スエニョさんのパフォーマンスは初めでしたが、予想以上に本格的でレパートリーも広くラテンアメリカフェスティバルに出場出来るくらいの実力グループだと感じました。3名の女性ボーカルによる歌は現地のスペイン語歌詞と日本語歌詞の両方を取り入れているので初めて聴く人にも分かりやすく親しみやすい印象。
受講者さんたちとも手拍子でリズミカルに一体感が楽しめました。
エル・スエニョさんにはぜひ今後もっと活動の場を広げてほしいと期待します。

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ベネズエラ赴任経験もあるリーダー西岡さんのケーナ quena演奏

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(左の写真)右から2番目、ウクレレみたいな小さな弦楽器はチャランゴ charrangoです。
女性コーラスのハーモニーは美しかった、と参加者の皆様に大好評でした。

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古田さんによる南米の太鼓、ボンボ bombo と足元についた木の実で出来た楽器マイチーチ。

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リズミカルな曲は手拍子頂いて盛り上がり、講座終了後は楽器をさわって演奏してみる体験も好評でした。

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南米のさまざまな楽器たち。


会場では詳しい資料を配布しましたが、ここでは簡単に演奏曲目の紹介のみ。

【紹介曲目】

*ベネズエラ(ベネズエラ・ボリバル共和国)(首都:カラカス)
 1.コーヒー・ルンバ Moliendo café
 2.星が泣くように(星の涙)Como llora una estrella

*ボリビア(ボリビア多民族国)(首都:ラパス/スクレ)
 3.ラ・マリポーサ(蝶々) La mariposa
 4.ニーニャ・カンバ Niña Camba

*楽器紹介・リズム紹介
 5.恋のバカンスVacance De L'amour

*ペルー(首都:リマ)
 6.太陽の乙女たち Virgenes del sol

*アルゼンチン(首都:ブエノスアイレス)
 7.谷間のカーニバル(カルナバリート・ケブラデーニョ)Carnavalito quebradeño
 8.灰色の瞳 Aquellos ojos grises

*フォルクローレの最有名曲
 9.コンドルは飛んでいく El condor pasa
 (ペルーの曲、1970年にサイモン&ガーファンクルの英語詞で大ヒット)
 10.花祭り(エル・ウマウアケーニョ) El humahuaqueño
 (アルゼンチンの曲、原題はウマウアカの人)




後日講座受講者のアンケートを拝見しました。

父兄の方々による好意的なご意見はもちろん、ふだん私たちの接することが少ない小学生・中学生~高校生のご意見がとても新鮮、貴重なご意見がたくさんありました。
以下抜粋。



「たいへんたのしかったです!」
「とても楽しめた」「感動した」「みんな笑顔になっていた」
「踊りだしたくなったので(踊りへの)誘い出しの演出があっても良かった」
「リズムにのって、ずれずに歌ったり、えんそうしていてすごいなと思いました」
「ボリビアの曲は楽しい曲で、子どもなどが楽しくおどれる曲だと思います」
「来年はぜひオープンな(広い)会場で大勢の人に聞いて頂きたい(皆で踊れるようにしてほしい)」
「楽器も演奏してみたいです」「CDがあったら買いたかった(2名)」
「身近な楽器(ピアニカ、キーボードなど)であんな演奏が出来るなんて凄い」
「家で作れるような楽器があった」
「リズミカルな曲で手びょうしをして楽しみました」
「南米や民族音楽のことを知ることが出来てよかった」
「南米というとよくわからない部分がありましたが、あたたかい明るい民族性を感じ入ってしまいました」
「南米でもそれぞれ国によって特徴が違うということも知った」
「テンポよく楽しい曲が多く、なつかしい曲にも出会え楽しかった」
「演奏されてる人々歌われている人の衣装、表情もあかるくとても素敵な時間だった」
「衣装がかわいかった」
「解説付きで良かった」
「来年も開講して下さい、お願いします」
「意外と聞いた曲があって楽しかった」
「ケーナの音色がとても良い」
「リコーダー?みたいな楽器は吹くのがむずかしそうだなあと思いました」
「たいこ叩いている人の足にも楽器付いてて驚きました」
「初めて生で演奏を聞いた」
「コンドルは飛んでいく」「花祭り」「鳥肌ものでした」
「音楽に国境はない」
「テレビでフォルクローレが気になっていたので今日聞けて本当によかった」
「サンポーニャがないのが残念でしたがピアニカが意外に合っていてメロディもよく聞こえた」
「ふだんは南米の曲などではなくて、アニソンやVOCALOIDを聞くので、南米の曲にも興味をもてました」


タニィ自身が幼い頃TVでみた世界の旅や野生動物のドキュメンタリーの感動が忘れられず、学校から行った民族博物館などで見た海外から来日者による歌と踊りと演奏のパフォーマンス、民族音楽への強い憧れや印象が今の南米音楽文化紹介という仕事につながっている事を考えると、夏の休日の小さな異文化体験がのちに人生の大切な経験につながることもあるかもしれない・・・なんて思えました。

機会があれば、家にある身近なものでマラカス(カシシ)風のシャンシャンなるような楽器を一緒に手作りし演奏に参加してもらうとか、大人も子どもも一緒に簡単な動きで踊ってもらうのも楽しいですね。


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