ご覧になられた方も多いと思います。そこでも紹介されていましたが、王妃になられたマキシマ妃はアルゼンチン生まれ。約10年前の御成婚式では教会にてオランダ人バンドネオン奏者クライェンホフによるアディオス・ノニーノ(ピアソラ)が演奏されました。
実はマキシマ王妃の父はアルゼンチン軍政時代に官僚だったという理由で御成婚式には父の欠席が条件、とオランダ議会で決められたそうです。ご成婚式で演奏されたこの曲はピアソラが父の死を知った際亡き父に送った曲(さようなら、父さんの意、ノニーノはピアソラ父の愛称)だったのでなんだか、アレクサンダー皇太子との結婚を決意したマキシマ妃の(アルゼンチンへの別れ、オランダに骨を埋める覚悟)みたいな気持ちを想像し、ピアソラの曲と重なって切ない気分になりました。
しかしTVで紹介されていたクライェンホフの演奏映像は荘厳な教会に実にふさわしい堂々としたゆったりした演奏ぶりで感激しました。
この辺に関連する記事を"PaPiTaMuSiCa"西村秀人が約10年前の2003年に「らぷらた音楽雑記帳」で執筆していますのでよろしければご覧下さい。
西村の執筆した当時にはどうしてピアソラのこの曲が御成婚式に選ばれたか?が謎でした。
今回この番組を見てなんとなく理解出来たような気がします。
ちなみに番組内では曲についての説明等はなかったように記憶しています。
西村秀人・南米音楽サイト『カフェ・デ・パンチート』El Mundo de la música latinoamericana.
らぷらた音楽雑記帳
#009 世界のタンゴ: オランダのタンゲーロたち 2003.04.09
http://tanimon.com.ar/hidetonishimura/laplata09.html
明日2013年5月8日(木)午前11時~午後1時の間、アルゼンチンのFMラジオに出演します。
以下URLでパソコンから簡単にお聞き頂けます。iPhone, iPod touchでも聴けます。
http://panchitomusica.blog26.fc2.com/blog-entry-162.html
-------------------------
中南米情報 / ワールドミュージック


@vientoargさんをフォロー
-------------------------
- 関連記事
-
-
ブエノスアイレスだより3 2013/10/08
-
ブエノスアイレスだより2 2013/10/05
-
ブエノスアイレスだより1 2013/10/03
-
オランダのタンゴ 2013/05/07
-
2013年2月のまとめ日記1 2013/04/23
-
2013年1月のまとめ おまけ(近況) 2013/03/19
-
2013年1月のまとめ 2013/03/13
-