アリエル・アッセルボーン、初の名古屋コンサート。

普通のコンサートホールではないTOKUZOの環境でどこまで頑張れるか・・・が内心、心配だった。最初はナーバスな感じのアリエルだったが、(実は後できいた所によると今回に限らずいつも最初はナーバスになるらしい)だんだんペースをつかみ、日本語による彼らしいトークの曲説明も、曲の情景を想像できるような素敵な内容だったし、演奏&歌も前回聞いたより格段にレベルUPしてて、全体として、とてもまとまり良かった。
ギター演奏のみの曲と歌の曲とのコンビネーションも以前より良かったと思う。ギターの調律が時折入るのは人によっては気になるのかもしれないが、私自身は気にならなかった。
アリエルの持ち味は繊細かつ技巧的なギターさばきと、どこまでも美しく透明な歌声だと思う。
彼の歌は温かく、言葉がたとえ通じなくても聴く人を魅了する力をもっている。
日本でコンサートを行う場合、曲に乗れるほうが観客が引き込まれるようなので、本人的には凝ったギターピッチも披露したいところなんだろうけれど、実は歌を主体にした方が観客は楽しめるようだ。


でもアリエルのカンドンベ、実は凝りに凝ったリズムアレンジになっているのでうまく乗れそうでいて、乗りにくかったり。笑。それもまた楽しい。
アンコールには今回多く来場されていた熱心なご婦人達のグループに向かって「浜辺の歌」をともに合唱、というスタイルだった。
日本の曲を観客とともに合唱する趣向も悪くないが、個人的にはラストかアンコールは、アリエルの歌が存分に聞けて、日本の観客にもなじみのある「アマ・ポーラ」あたりをもってきてもいいのではないか?と思った。
・・・ともあれ、その後9/22奈良、9/24神戸公演も私の友人も思いがけず数名参上くださり、盛況だったそうです。
ぜひ聞いてほしい、とお誘いした辺境音楽愛好家、アルゼンチン音楽愛好仲間のsh2oさんも来場し、素敵なライブレポートを書いてくださっているのでご参照下さい。
来年2008年4月には名古屋のヤマハ・ホールでのコンサートも内定だそう。さらなる活躍が楽しみ。
アリエルの日本語&スペイン語ブログ、始動開始!
TOKUZOあほ犬日記のアリエルとアルゼンチン音楽に関する話題も興味深いです。
こちらもポチっと↓お願いします♪


- 関連記事
-
-
おおっと!秋はブラジルも! 2007/10/07
-
「モアイ」と「インカ・マヤ・アステカ展」 2007/10/02
-
タンゴ・ネグロ・トリオ待望の初来日&ラテン・フェス「アニマテ!」 2007/09/29
-
アリエル・アッセルボーン@得三 Ariel Asselborn en TOKUZO 2007/09/28
-
ライブ【Bra./10月 青木カナ】 2007/09/19
-
日本でチリ・イベントだぁ~♪ 2007/09/04
-
大野智子(piano)Quartet en "Jazz in Lovely" 2007/08/01
-