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アリエル・アッセルボーン@得三 Ariel Asselborn en TOKUZO

2007.09.20
アリエル・アッセルボーン、初の名古屋コンサート。

s-DSC_0246.jpg細でマイクを通さない生の音を大切にするアリエル。
普通のコンサートホールではないTOKUZOの環境でどこまで頑張れるか・・・が内心、心配だった。最初はナーバスな感じのアリエルだったが、(実は後できいた所によると今回に限らずいつも最初はナーバスになるらしい)だんだんペースをつかみ、日本語による彼らしいトークの曲説明も、曲の情景を想像できるような素敵な内容だったし、演奏&歌も前回聞いたより格段にレベルUPしてて、全体として、とてもまとまり良かった。
ター演奏のみの曲と歌の曲とのコンビネーションも以前より良かったと思う。ギターの調律が時折入るのは人によっては気になるのかもしれないが、私自身は気にならなかった。

リエルの持ち味は繊細かつ技巧的なギターさばきと、どこまでも美しく透明な歌声だと思う。
の歌は温かく、言葉がたとえ通じなくても聴く人を魅了する力をもっている。
日本でコンサートを行う場合、曲に乗れるほうが観客が引き込まれるようなので、本人的には凝ったギターピッチも披露したいところなんだろうけれど、実は歌を主体にした方が観客は楽しめるようだ。

s-DSC_0269.jpg 9/2の東京公演ではチャランゴ演奏は予定されていなかったそうで、今回名古屋公演でも演奏されないのかな?と内心残念に思っていたが、チャランゴの音色を生かした彼オリジナルの初演作も演奏された。アリエルには兄妹がたくさんいるそうで、幼い頃の姉妹の様子を描いた曲は、アリエルの独特なチャランゴ奏法による音色が姉妹のかしましい様子をうまく表現して、ほほえましい作品だった。

色な肌のムラータな布人形のカンドンベという新曲もカンドンベのリズムが大好きな私にはたまらない作品。
でもアリエルのカンドンベ、実は凝りに凝ったリズムアレンジになっているのでうまく乗れそうでいて、乗りにくかったり。笑。それもまた楽しい。
ンコールには今回多く来場されていた熱心なご婦人達のグループに向かって「浜辺の歌」をともに合唱、というスタイルだった。
本の曲を観客とともに合唱する趣向も悪くないが、個人的にはラストかアンコールは、アリエルの歌が存分に聞けて、日本の観客にもなじみのある「アマ・ポーラ」あたりをもってきてもいいのではないか?と思った。
・・・ともあれ、その後9/22奈良、9/24神戸公演も私の友人も思いがけず数名参上くださり、盛況だったそうです。
ひ聞いてほしい、とお誘いした辺境音楽愛好家、アルゼンチン音楽愛好仲間のsh2oさんも来場し、素敵なライブレポートを書いてくださっているのでご参照下さい。
年2008年4月には名古屋のヤマハ・ホールでのコンサートも内定だそう。さらなる活躍が楽しみ。
リエルの日本語&スペイン語ブログ、始動開始!
TOKUZOあほ犬日記のアリエルとアルゼンチン音楽に関する話題も興味深いです。

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